次世代Kindle Oasisの夢が潰えたいま、かつてのKindle Oasis大好きヒューマンはどのような人生を送っていますか。
Kindle Oasisが好きすぎて、壊れても壊れてもまた買い直しながら、USB Type-C搭載の次世代Kindle Oasisを待ち続けていた僕だけど、今ではすっかりBOOX Pageの人になってしまった。ダメもとで買ってみたこの端末はとても良くて、Kindle Oasis買ったばかりなのに次世代機種が発表されてしまう悪夢からも解放された。Kindle Oasisのことが今でも大好きという方は、ぜひこの端末をおすすめしたい。BOOX Pageの中古を探してもいいし、後継機種を買ってもいいと思う。
とにかく動作が早くて、ディスプレイも美しくて、メモリを拡張して本を持ち運び放題、そして、Kindle以外のプラットフォームの本も読めるこの最高のBOOX Pageにも弱点がある。それは、お風呂読書ができないことだ。
Kindle OasisはIPX8等級の防水機能を備えていて、真水で水深2メートルまで最大60分、または海水で水深0.25メートルまで最大3分まで耐えられるらしい。水深2メートル以下の浴槽を使っている僕は、Kindle Oasisを浴室に持って入って、長々とお風呂読書をしたものだった。壊れたけど。
電書読むなら、もうBOOX Pageでいいじゃん。そう思いながらも、お風呂・・・お風呂・・・と、どこか心にモヤモヤを抱えていた僕の前に現れたのが、カラーの電子書籍リーダーKindle Colorsoftだった。Kindle Colorsoftは僕の心に語りかけた。「その地味な白黒のライブラリ、カラーで眺めてみたくはない?」
いやいや、カラーE-inkディスプレイはこれまで見たことがあるけど、だいぶ大味な感じで、確かに色はついてるよね、くらいの感じというか、カラーで読書できるよ!って大風呂敷広げてしまっていいの?みたいなやつだったよ?
半信半疑の僕に、Kindle Colorsoftはこれを見なさいとブラックフライデーセールの画面を見せつけた。それから一瞬記憶が途切れ、気がつけば僕はKindle Colorsoftを注文していた。SwitchBot AIアートキャンバスを買おうとしてやめたお金を、こちらに充てさせていただいた。
Kindle Colorsoftがやってきた
パッケージを開けてカラーの画面が出てきた時は、ちょっと感動した。そうか、静止中の画面もカラーなんだね。モノクロKindleの壁紙は重厚なものが多いのに対して、Kindle Colorsoftは壁紙も軽やかで美しい。思わず、何度も壁紙を切り替えて、うっとりとカラーの表示を眺める。もうこの時点で、買って良かった〜!と思った。
手に取ってみて、初めて実感したのは、ソフトなカラーと本の相性の良さ。購入前に、パソコンのディスプレイで写真を見ている時には、カラー表示のソフトさについてはネガティブな印象だった。カラーE-inkディスプレイは、どうしてもタブレットのディスプレイほど鮮明なカラー表現ができない。だから、「ソフトカラー」はその弱点を逆手に取ったコピーだと思っていた。でも、実際手に取ってみると、不思議と目に馴染んで、むしろタブレットで見るより紙の本っぽく感じることさえあった。
改めて考えてみると、電子書籍はRGBで、紙の書籍はCMYK。ディスプレイで見ているカラーは、実際の印刷物より色域が広い。つまり、タブレットで見ている電子書籍のカラーは、紙の書籍より鮮やかで、紙の書籍では、もう少し落ち着いた色味で見ていることが多いのではないか。
本に色がついてる〜!
ライブラリがカラーになった。なんと華々しいことか。思わずライブラリをスクロールして、いろいろな本の表紙を眺めてみたくなる。この写真を見ると、色薄いな〜と思うかもしれないけど、実際に手元で見た時の印象はもっと良い。あとは、カラーページをモノクロKindleで読んだ時の、あの薄暗く沈んだ感じ、あれがカラーになる。
やはり、カラーであるところが、ちゃんとカラーになっているのは素晴らしい。不可逆の変化というか、モノクロ端末のライブラリをみた時に物足りなさを感じるようになってしまった。
良くも悪くも紙の書籍っぽい
カラーE-inkディスプレイは、モノクロ表示でもカラーフィルタ層を通過するため、白がざらっとした質感になる。やや薄暗く、ノイジーなグレーっぽい感じ。コミックス紙のテクスチャーや印刷の解像度に近い印象もあり、これも紙の書籍を読んでいる感覚にさせてくれるのだけど、すっきりしたモノクロE-inkディスプレイに慣れた目で見るとやや気になる。
一方で、モノクロE-inkディスプレイは、顔料が存在しない部分は、基材そのものの白になるので、白黒のメリハリがすっきりする。繊細な描写やモノクロのコントラストが美しい。モノクロのマンガを、美しい線、美しいベタを楽しみたい場合には、モノクロの電子書籍端末の方が明らかに良いと感じた。
まとめ
お風呂読書を再開できたのは良かった。なんと言ってもそれに尽きる。今後は水没による故障のリスクを減らせるよう、コネクタキャップで穴を塞ぎ、充電もケーブルではなくワイヤレスで運用しようと思う。カラー表示については期待していなかったけど、手に取ってみると、意外と満足度が高かった。カラーで見ると楽しいことも多いので、これからも使っていこうと思う。
とはいえ、高精細でメリハリのある誌面も捨てがたい。BOOX Pageからの移行も考えたけど、これらは別物として併用していくことにした。ようこそKindle Colorsoft、これからもよろしくBOOX Page。
今日も僕は、お風呂でまとめ買いしたパトレイバーを読み返している。












