現代的充電様式

夜、スマホを充電器に繋ぎっぱなしにする時代は、もう終わっていたようだ。

去年の秋頃からApple Watchで睡眠トラッキングをやっているんだけど、はじめは、丸一日バッテリーが持たないApple Watchを睡眠時まで着けっぱなしにできるわけがないと思っていた。ところが、同僚から「寝る前の隙間時間で充電すれば良い」とアドバイスを受けたので、家事などでバタバタするタイミングの21時頃から充電し、就寝前に着けるという方法を試したところ、とてもスムーズに運用することができた。充電時間は、案外、短いものだった。

そっか、隙間時間で充電できてしまうんだ。それに気付くと、いろいろ分かってきた。最近のデバイスは急速充電対応が謳われているけど、あれって、万が一、バッテリーが切れてしまってもすぐに充電できるよ!というものではなくて、スマホを繋ぎっぱなしにしなければいけない時間を無くすための試みだったんだな。そして、細切れの時間でもスムーズに充電するために、ワイヤレス充電は必要なんだ。

デバイスを繋ぎっぱなしにしなくていいとなると、利用スタイルがずいぶん変わってくる。デバイスが使えない時間帯みたいな考え方がそもそも要らなくなるし、Apple Watchのように、寝ている間も利用ができるということになる。この気付きは、冷静に考えれば当たり前のことかもしれないけど、寝ている間にデバイスを充電するスタイルに慣れきっている僕には、結構、目から鱗だった。

デバイスが使えない時間帯なんて発想はもう過去のもの。隙間時間に瞬時に充電するスタイルが現代的なのだ。

そう自分に言い聞かせて、僕はAnker GaNPrimeの充電器を衝動買いするのだった。