えっ、花粉症?大変だねー。僕は全然大丈夫なんだけどね。
そういって、花粉の季節にも余裕を見せていた僕だけど、ここ2年くらいですっかり鼻がムズムズ、目がイガイガするようになってきて、ああ、これが花粉症か。確かに大変ですね。という気持ちになっている。見えないくらい小さな花粉が目に貼り付いて、そこからイガイガが起こっているイメージ。花粉は小さすぎて見えないと言ったものの、目に貼り付いているのだから焦点が合わず、そもそも見えないのではないかといま思ったけど、そんなことはどうでもいいくらいイガイガしている。
とりあえずマスクは必須だと思ったので着用。花粉カットメガネを買ってみたけど、マスクから溢れる息のせいで曇ってしまうのと、買ったメガネが小さすぎたのとで、使っていて快適ではないので外した。外出から戻った時には目を洗いたくなるけど、コンタクトレンズをしているのでそうもいかない。とりあえず、目の痒みを緩和するコンタクト用目薬を買った。そして、朝起きた時や、コンタクトを外した時は、アイボンで洗眼する。あと、鼻や目の周りにワセリンを塗ると良いらしいので、それも買ってきた。鼻ムズムズには、鼻うがいも良いらしい。確かに気持ちよさそうに思えて、ハナノアを買って試してみたところ、慣れないせいか洗浄液が口に流れず鼻から戻ってきて、ダラダラと鼻水を垂れ流している人みたいになった。しかし、これも花粉によるつらさを乗り越えるためにやっていること。何かを克服しようとひたむきに頑張る姿は美しいものだから、多分、この姿も美しいと言えるのだ。
花粉シーズンはまだしばらく続くけど、少しでも快適に過ごせるよう、あれこれ試行錯誤はするつもり。そして、花粉症とは無縁だと余裕を見せているそこのあなたは、明日は我が身と思いながら、花粉対策に勤しむ人を見たら、心のなかでエールを送ってあげてほしい。
そういえば、僕の友人で素晴らしい音楽家の、はなむず、ではなくて穴水康祐さんが、四街道市で行われる、日常こそ、ドラマチック展でオープニングライブをするらしい。彼の音楽は、ムズムズと詰まった鼻がスッと通るくらいクールだし、ため息が出るくらい美しい。そのため息はマスクから溢れて、あなたの花粉カットメガネを曇らせてしまうだろう。
僕も、行けたら行きます。